社員写真 技術部 設計グループ 工藤 瞭

Interview 01

自分の強みを活かしながら
安心して働くことのできる環境

KUDO RYO

技術部 設計グループ

2021年入社

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経験に応じて作業を分担させてもらってきました

私は転職して中国電機サービス社に入社しました。前職時代、主に工場で使われる装置類などの設計をしていましたので、その経験を活かせるだろうという思いからでした。もともと船に対して特段の関心があったわけではなく、電気設計の仕事を考えた結果が、船舶向けの配電盤を中心とした電気設備の専門メーカーである当社だったということになります。

そのような私が仕事や社内環境に馴染むまで、さほど時間はかからなかったと思います。まず、段階的に仕事を担当させてもらえたのが大きかったです。前職時代、制御系の設計はかなり経験を積んでいました。しかし、ハード系はあまり自信がなく、事前に上司にも伝えていました。おかげで、慣れるまでハード系は簡単なものだけ、逆に制御系はどんどん任せてもらうという流れを作ってもらえました。いきなり、「 船に載せるこの装置を設計してみて」というようなこともなく、段階的に自分の強みを活かしながら仕事を進めさせてもらえたのはありがたかったです。

私は今、船舶向けの製品をメインで担当していますが、私のように船と関係がない仕事をしてきた方でも電気回路の基本的な知識があれば、それを船に応用することは十分可能です。また、船舶向けだけでなく陸上設備向けの製品も扱っていますので、そちらにも対応できるのではないでしょうか。

新卒採用か中途採用かに関係なく経験やスキルなどを考慮しながら業務を割り振ってもらえるので、経験者であっても無理に背伸びをする必要もありません。私が社内環境に早く馴染めた理由にもなるのですが、設計のこと、船のこと、職場のことなどまわりの人に聞けば手厚く教えてもらえます。さらに言えば、聞かなくても普段からお互いが声をかけ合うような雰囲気があり、そこが社風の一つなのだと思います。

業務風景

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苦労したおかげで図面を引く力は確実に高まりました

船とは無縁の仕事や生活をしていた私にとって、船や海に関する専門用語はピンとこないものばかりでした。たとえば、船の側面のことを「舷(げん)」と呼ぶことも知らなかったですし、船首に向かって右側の「右舷」と左側の「左舷」を意味する「 スターボード(サイド)」「 ポート(サイド)」という言葉も初めて聞いたときは何のことかよくわからなかったくらいです。それで困ったというほどではなく自然と覚えていきましたが、業界や会社によって使われる言葉には、やはり違いがあるんだなというのは感じました。

また、陸と海の違いでいえば法律的なこともあります。たとえばアースの関係などは陸上であれば法律で厳密に決まりが設けられているのですが、船だとそのあたりがふわっとしていて、こんなに緩いんだと驚いた記憶があります。今では慣れてあたりまえになりましたが、転職したからこそ経験できた驚きでした。

そのほか、入社して少し戸惑ったというか苦労したのは図面を100%まで仕上げることでした。あくまでも私の前職時代の経験が特殊なのかもしれませんが、以前は自分で図面を引いて自分で施工までしていました。なので、頭の中に完成形があって図面も8割くらいできあがっていればあとは作りながら調整することができていました。

しかし、後工程に渡して作ってもらうとなると、そうはいきません。たとえば配線ひとつにしても、自分が作業するのであればわざわざ図面に書かなくても、作業のときに一番適したケーブルを選べます。これがほかの人に作業をしてもらう場合、図面に書かれていなければ「ここの配線なに使えばいいの?」ということになってしまいます。ちゃんと書面で指示を出さないといけないというのが最初は難しかったですね。とはいえ、逆に考えると転職してこうした経験ができたからこそ、結果的に図面としての商品価値みたいなものは上がったのではないかと思っています。

業務風景

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組織としてミスを防ぎ、
組織として社員の将来を考えている職場です

中国電機サービス社は社員にとって「安心感」が得られる職場ではないかと思っています。一つは毎日の仕事として考えたときの安心感、もう一つは長期的な視点で考えたときの安心感です。

まず、設計としての毎日の仕事においては、図面を書いたあとにそれをチェックする検図という工程の確かさです。自分では完璧だと思っていても、どうしても気づけないことや勘違いがあります。だからこそ、ほかの人にチェックしてもらうのが効果的なのですが、社内には経験豊かな方々も多く、ミスがミスのまま後工程である製造部門へ流れていくことがありません。もし、ミスがそのまま後工程に流れてしまうと図面を見ながら作業する人たちも困りますし、私自身もその対応に時間を取られてしまうことになります。設計部門の中でミスを食い止めてもらえているのは作業効率的にも精神衛生的にもいいところです。

次に、長期的な視点で見ると給与体制が仕組み化され、キャリアアップしていくロードマップ的なものが「 見える化」されているのも安心感につながっています。キャリアアップの道筋として、段階的に役職が上がり多方面の知識を幅広く身につけていくマネジメントコースと専門的で高度な知識やスキルによって業績に貢献するスペシャリストコースがあり、それぞれの適性や能力が十分に発揮できるようになっているのです。どう頑張ればどうキャリアアップできるのか。自分の頑張りがどう給与や役職に反映されるのか。こうしたことをわかって働くのと知らずに働くのでは、仕事に取り組む姿勢も違ってくるのではないでしょうか。

私が入社して数年後、タイミングがよかったというのか令和5年には新社屋が完成し、働く環境がそれまでの社屋よりさらに快適になりました。中国電機サービス社はまさにハードの面でもソフトの面でも仕事が存分にできる環境が整っている職場だと言えます。

対話風景

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